男の子介護保険、要支援、介護サービスなどいろいろな言葉を聞くけど、何が違うの?



費用はいったいどれくらいかかるの?
お金の負担割合はどれくらいなの?
「親の介護が必要になったけれど、何から始めればいい?」「どんなサービスがあるの?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、介護サービスの種類から費用、利用までの流れまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
介護サービスとは?日常生活を支える公的な仕組み
介護サービスとは、日常生活のサポートが必要な方(要介護者・要支援者)に対し、その方の能力に応じて自立した生活が送れるよう提供される支援の総称です。
サービスの主な内容
- 身体介護:食事・入浴・排せつなどの直接的な介助
- 生活援助:掃除・洗濯・買い物などの家事支援
- 医療・リハビリ:看護師による処置や、機能訓練(リハビリ)
これらは主に「介護保険制度」に基づいて提供されており、認定を受けることで利用することが可能になります。
原則として費用の1〜3割の自己負担で利用できるのが大きな特徴です。
そのために、40歳を超えたら介護保険料を支払っています。
【全3タイプ】介護サービスの種類一覧
介護サービスは、利用する場所や目的によって大きく3つのカテゴリーに分類されます。
1. 居宅介護サービス(自宅で受ける)
自宅に住み続けながら、介護サービスの助けを借りるタイプです。
- 訪問介護:ヘルパーが自宅を訪問し、入浴や調理などを支援します。
- 訪問看護:看護師が訪問し、床ずれの処置や点滴などの医療ケアを行います。リハビリが必要であればリハビリもします。
- 通所介護(デイサービス):施設へ日帰りで通い、入浴や食事、レクリエーションを行います。
- 短期入所(ショートステイ):冠婚葬祭や介護者の休養のため、数日間施設に宿泊します。
2. 施設介護サービス(施設に入所する)
自宅での生活が困難な場合、施設に入居して24時間のケアを受けます。
- 特別養護老人ホーム(特養):重度の要介護者が長期的に入所する施設です。
- 介護老人保健施設(老健):在宅復帰を目指し、リハビリをメインに行う施設です。
- 介護医療院:長期的な療養と介護が必要な方向けの医療施設です。
3. 地域密着型サービス(住み慣れた市区町村で受ける)
原則として、住民票がある市区町村の住民だけが利用できる小規模なサービスです。
- グループホーム:認知症の方が少人数で共同生活を送る。
- 小規模多機能型居宅介護:「通い」「泊まり」「訪問」を柔軟に組み合わせる。
自立を助ける「福祉用具レンタル・購入」の活用
在宅介護を支える強力な味方が「福祉用具」です。これらも介護保険の対象となり、安価に利用できます。
| 項目 | 内容例 |
|---|---|
| レンタルできるもの | 車椅子、介護ベッド、歩行器、手すり(工事不要タイプ) |
| 購入するもの(レンタルできない) | 腰掛便座(ポータブルトイレ)、入浴補助用具(シャワーチェア等) |
※購入については「特定福祉用具販売」として10万円を上限に補助金がもらえます。
介護サービスの費用と「支給限度額」の仕組み
介護サービスは、所得に応じて1割・2割・3割のいずれかを自己負担します。
だいたいの方は、1割負担です。所得が現役並みにあると3割負担になることがあります。
なんとなく把握しておきたい方は、下の表をごらんください。
介護保険の負担割合の判定方法
| 区分 | 本人の合計所得 | 年金収入+その他の合計所得金額 | 負担割合 |
|---|---|---|---|
| 65歳以上 | 220万円以上 | 単身世帯:340万円以上 複数世帯:463万円以上 |
3割 |
| 単身世帯:280万円以上340万円未満 複数世帯:346万円以上463万円未満 |
2割 | ||
| 単身世帯:280万円未満 複数世帯:346万円未満 |
1割 | ||
| 160万円以上220万円未満 | 単身世帯:280万円以上 複数世帯:346万円以上 |
2割 | |
| 単身世帯:280万円未満 複数世帯:346万円未満 |
1割 | ||
| 160万円未満 | — | 1割 | |
| 40〜64歳 or 生活保護 or 市民税非課税 | — | — | 1割 |
※条件により負担割合は1割・2割・3割に分かれます。
要介護度別の支給限度額(1ヶ月の利用枠)
介護保険では、要介護度ごとに「1ヶ月に使える保険給付の上限額」が決まっています。
この範囲内であれば1〜3割負担で済みますが、上限を超えた分は全額自己負担になるため注意が必要です。
| 要介護度 | 支給限度額(目安) | 1割負担時の支払額 |
|---|---|---|
| 要支援1 | 約50,320円 | 約5,032円 |
| 要支援2 | 約105,310円 | 約10,531円 |
| 要介護1 | 約167,650円 | 約16,765円 |
| 要介護2 | 約197,050円 | 約19,705円 |
| 要介護3 | 約270,480円 | 約27,048円 |
| 要介護4 | 約309,380円 | 約30,938円 |
| 要介護5 | 約362,170円 | 約36,217円 |
各サービスの料金目安
(※自己負担1割の場合の一般的な目安です)
- 訪問介護(30分〜1時間):約400円 〜 600円
- デイサービス(1日):約1,000円 〜 1,500円(※食費は別途実費)
- 福祉用具レンタル(月額):約800円 〜 1,500円
厚労省の介護サービス概算料金の試算でおおまかに確認することもできます。
もちろん、細かい部分まで正確に金額を出すのはむずかしいので、
おおまかにイメージをつかんでおく意味で使用するのがいいと思います。
介護サービスを受けるには?利用までの5ステップ
介護サービスを利用するには、まず「要介護認定」を受ける必要があります。
利用開始までのフロー
- 申請:市区町村の窓口で要介護認定の申請を行う。
- 調査・審査:訪問調査や主治医の意見書に基づき審査される。
- 決定:要介護度が通知される(非該当〜要介護5)。
- プラン作成:ケアマネジャーが利用計画(ケアプラン)を作成。
- 利用開始:各事業所と契約してサービスがスタート!


頼りになる「ケアマネジャー」と「相談窓口」
介護の仕組みは複雑ですが、すべてを一人で抱え込む必要はありません。
ケアマネジャー(介護支援専門員)の役割
介護のプロであるケアマネジャーは、最適なサービスの提案や事業所との調整、手続きの代行を行ってくれる心強い存在です。
※ケアプランの作成や相談に費用はかかりません(原則無料)。
最初の相談は「地域包括支援センター」へ
「何から手を付ければいいかわからない」という場合は、まずお住まいの地域の地域包括支援センターへ連絡しましょう。
無料で介護・医療・福祉の総合的な相談に乗ってくれます。


まとめ|介護サービスを賢く使って負担を軽減しよう
介護サービスは、本人の自立を支えるだけでなく、家族の「介護疲れ」を防ぐための大切なツールです。
- サービスは大きく分けて3種類ある
- 費用は1〜3割負担。ただし「上限(支給限度額)」がある
- 利用には要介護認定が必要
- まずは地域包括支援センターに相談
早めに情報を集め、専門家の助けを借りることで、本人にとっても家族にとっても無理のない介護生活を整えていきましょう。









